PC版
ひまさんが撮影した写真集です。
ひまさんからです。
私が、写真を撮るようになったのは、父の影響だけではなくてね・・・
家から出られなかった頃、庭のポストに行こうとして、ふと、足元を見たら自分で倒れる前に植えた、パンジーの花を見つけて、
不安で片時も手放さなかった携帯で写真を撮ったの。
ずっと毎日、泣いて引きこもった時期だったから、そんな花でも癒されたと言うか?一筋の光感じたの。
それが、きっかけで、斜めがけのバックに、冷たい飲み物や薬、ガムをかみながら、片手にはいつも、誰かに電話が出来るように
携帯を持って、犬を連れて、たった10分足らずの、自営業だからうちの店まで歩いて行くようになったの。
たったそんな距離でも恐くてね〜
だから、いつも、下を向いて歩いていたの。
そんな時、足元に咲いていた、タンポポやれんげの花を撮って、丁度、見つけてお世話になっていたソニックさんのサイトに
アップしてもらったの。
そうしたら、そんなつまらない写真なのに、沢山の方が、癒されたとか勇気をもらったととか言ってくださってね〜
すっかり忘れていた、上を見て歩けるようになったの。
それからは、桜だったり、雲の写真だったり、沢山の写真を見てもらうようになって今があるの。
だから弱気になりそうな時にいつでも見れるように、当時の写真が飾ってあるの。
上手く言えないけど、この病気ってなかなか難しい面も沢山あると思うの。
でもこんなに、落ちて、引きこもった私でも、ほんの少しの勇気で一歩が踏み出せたり出来たのだから、
今、苦しんでいる人の希望になったり、癒しになれたらと思って今も多分、一生、写真を撮り続けて行くと思うの。
いつか、個展を開くのが夢かな?
だから、そんな気持ちが皆に伝わったら嬉しいです!>本当にありがとう<(_ _)>
ひまより
ひまさんは、平成24年7月17日、ご病気のため天国へ旅立たれました。
お亡くなりになる前は、色んなことが、 楽しめるようになり、随分と回復していたとお聞きしています。
非常に残念で仕方ありません。
ソースかつ食べたよ!!キャンピングカー運転したよ!!温泉に入ったよ!!とメールをいただきましたね。
私自身、随分と励まされました。
写真を通して、希望を伝え続けたひまさん・・・いつまでも、私たちの心の中で生き続けていくことでしょう。
生前にひまさんが、撮影した写真を、旦那さんがご提供していただけることになりました。素晴らしいお写真ありがとうございます。
(「初冬の白川郷」からは旦那さんのご提供のお写真です。)