周囲の理解、サポートについて

周囲の方、ご家族、友人の方へ


パニック障害治療において、ご家族、周囲の人たちのサポートは、患者さん本人にとっては、心強いものです。
発作は、経験したことのない人にとっては、想像もできないものでしょう。
それは、当然です。しかし、少しだけでもいいのです。
本人の言うことを、否定せず聞いて欲しいのです。

この病気は、気のせい、気にしすぎというわけでは、ありません。この病気は、当たり前のことが、ある日突然、出来なくなるものなのです。本人が一番ショックを受けています。
どうか、責めたりして、孤独にしないでくださいね。パニック障害という病気だということを理解ください。

病院には、必ず行き、診察を受けることを勧めてください。早期治療が大切です。
慣れるまでは、診察も、付いていってあげてください。

発作が起きた時はどうか、傍にいてあげてください。背中をさすってあげる。手をにぎってあげる。
決して、慌てず、「安心」を与えてください。
本人がひとりにしてというなら、そのとおりにして、そっと見守っていてください。

この病気は、すぐには治りません。少しずつ、少しずつ上向いてきます。
周囲の人たちにとっては、時にはいらだちさえ覚えることもあるでしょう。
しかし、そこは、ぐっとこらえて欲しいのです。

どうか、本人に焦らせず、治療を続けていける環境を、作ってあげてください。

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