広場恐怖は、パニック発作を起こした場所や、ある特定の状況などを避け、怖れるようになります。
特定の場所、状況とは、どんなところなのでしょうか?
不安を感じたり、発作が起きた時に、逃げ出せれない場所です。
例えば、満員電車、飛行機、高速道路、歯医者、美容院、レジで並ぶ。ライブなど、すぐに逃げ出せれない出入り口から遠い場所。
パニック障害者の7割から8割が広場恐怖症と言われています。
しかし、そんな蘊蓄は医者や学者に任せておけばいいですね。それより、大切なことは、どうやって治していくかですね。
私の克服した経験を、少しお話しましょう。
歯医者。健常者でも好きな人は少ないはずです。誰だって歯医者と聞けば、ブルーな気持ちになるものです。
パニック障害を発症してから、歯医者で一度だけ、軽い発作を起こしたことがあります。それ以来、怖くなり、半年間、行けなかったです。
最終的に、私が選んだのは、不安ながらも、その状況に身を置くことでした。
歯医者に行く前の1時間は、常に呼吸法。だめなら、治療中でもやめてもらおうと思っていました。
絶対に治療から逃げないでは、気持ちに
余裕がなくなるのです。
そして歯医者に行き、先生に治療が怖いと言い、、少しでも、拘束感を減らすため、窓のブラインドを開けて頂きました。
私の場合、外が見えることで、随分と解放された気分になれます。
出来ることなら、歯医者の先生にパニック障害のことを、お話しすることをお勧めします。
私の場合、歯医者の先生も同じ先生です。私がパニック障害ということも知っています。それだけで、治療を受けるうえで、気分的にも楽になれます。
そして大切なことは、不安で怖いけれどまず、行動を起こしてみるということです。
常に予期不安にさらされている私たちは、経験の積み重ねで、その予期不安も軽減されていくということです。
成功体験の積み重ねです。
時には、上手くいかない時も勿論あるでしょう。いい時ばかりじゃありません。そんな時は、決して、深く落ち込まず、まぁこんな時も
あるよな、くらいに軽く受け流すことも大切です。
人間はロボットではありません。精神状態、体調もいつも良いとは限りません。
しかし、悪い日ばかりでもありません。
さぁ、ゆっくりと立ち上がり、一歩踏み出してみませんか...