パニック障害に効果的なもの


1 ヨガ

瞑想と呼吸法(腹式呼吸)そして体操。ヨガを実践することにより、人間が本来持っている、自然治癒力に働きかける。
パニック障害にも効果的とも言われています。

2 有酸素運動

ジョギング、ウォーキング、サイクリングなど、軽く汗ばむ程度の運動。脈拍が110〜120を超えない程度が目安とされています。
ちなみに、私は、ジョギングをしております。最初からあまり無理をするとあとが続きません。

あともう少し歩けそうだ、走れそうだ、くらいで止めておくのが毎日、継続させるコツとも言えます。
やはり、継続しないと意味がありません。

最初、やり始めは少々きついですが、何とか頑張って継続させていくと、ジョギングあとの爽快さを味わうことが出来るようになるでしょう。
朝日を浴びながら、夜空を見ながら、風を感じながら運動をすることが有意義に感じることができるようになるでしょう。

3 リズム運動

リズム運動とは、ある一定のリズムで筋肉の弛緩と緊張を繰り返す運動。踏み台昇降、ウォーキング、ジョギング、スクワットなど。
しかし、テレビを見ながら、ラジオを聴きながらなど、「ながら運動」は効果が期待できないと言われる。

パニック障害は、脳内伝達物質であるセロトニンと深い関わりがあることが、分かっています。
リズム運動は、脳内伝達物質であるセロトニンの分泌をよくするといわれる。
リズム運動が、大切な理由がここにあるのです。

4 アロマテラピー

アロマテラピーとは、植物の持つ芳香成分を利用し心身ともに健康、リラックスさせていく自然療法。
また、入浴するバスの中に少量入れたり、スキンケアなど、美容にも使われる。

私も好きで、特に柑橘系のエッセンシャルオイルが好きでした。ネロリ、ラベンダー、ベルガモットなど、個人的には好きです。
エッセンシャルオイルの種類も、豊富で、自分が、一番好きな香りを選ぶのがよいでしょう。
各、オイルには、様々な、効能があり、私たちにとって強い味方になってくれるでしょう。
アロマの香りを、部屋中に漂わせ、呼吸法の練習をするのも良いと思います。

車のダッシュボードの中には、小さな瓶に少量入れたアロマの精油(ラベンダー)を忍ばせています。
車の渋滞時など、呼吸法をしながら、そっとラベンダーの香りを漂わせます。

5 食事

私は豆類、バナナなどを摂るようにしています。例えば、豆乳。これなら毎日でも飲めますね。
セロトニンを作り出すには、トリプトファン(必須アミノ酸の一種)という物質が必要で、食事から取り入れなければなりません。
あとセロトニンを脳内で作り出すには、ビタミンB6が必要です。トリプトファンと、ビタミンB6(たんぱく質やアミノ酸の合成や分解を補助する働きを持つ)のセットが大切ですね。

ビタミンB6を多く含むものは、豆類、バナナ、プルーン、新鮮な赤身の魚(マグロ、カツオ)、レバー、魚、肉類など。
そして大切なことは、バランスの良い食事。心がけましょう。

6 太陽光を浴びる

規則正しい生活は非常に大切なことです。
朝、太陽光を浴びることにより、脳内のセロトニンの分泌量が増えます。逆に、睡眠と深く関わり合いがある
脳内ホルモンであるメラトニンの分泌量が一気に減少します。睡眠状態から、覚醒状態に変わる時です。

太陽光を浴び、セロトニン神経に刺激を与えてください。
ガムを噛む、食事を摂る時もよく噛むことです。よく噛むことで、セロトニン神経に刺激を与えます。

セロトニンは脳内神経伝達物質で、他の脳内伝達物質のドーパミン、ノルアドレナリンをバランスよく作用させるためのものでもあります。
つまり、他の伝達物質が暴走しないように、ブレーキの役目も果たしています。

朝起きたら、すぐにカーテンを開け外の光を部屋に取り入れましょう。朝、太陽光を浴びながら、ウォーキング、ジョギングなどの
運動も、抜群に効果的です。

呼吸法

こちらのサイトでも治療法のひとつとしてご紹介している呼吸法。通常は自律神経はコントロールできません。しかし、唯一あるものを使ってコントロールできるのです。
それは「呼吸」です。普段、無意識に行っている呼吸を意識的に行うことで自律神経のコントロールも可能になるのです。緊張して心臓がドキドキしてきた・・・呼吸が荒くなり呼吸が早くなり始めた・・・
呼吸を使って、交感神経優位の状態から、副交感神経優位の状態へとコントロールする。

呼吸法の種類もさまざま。よく聞くのが腹式呼吸、胸式呼吸、丹田呼吸法など。
大切なのは呼吸法を使ってコントロールできるようになること。

それには、毎日、毎日、継続したトレーニングが必要。


薬に頼り過ぎない

パニック障害という病気は、薬だけの治療では治りません。
ここで、紹介した効果的なものを、治療に重ねていくことを強くお勧めします。

薬だけに頼り過ぎない・・・パニック障害の回復のためには、一歩、一歩行動していくことが大切。

完治、克服した仲間、回復している仲間は、必ず行動を起こしています。そして、共通していることが、
呼吸法有酸素運動です。
難しく考える必要はありません。行動し、自分自身で治せる病気が、パニック障害なのです。

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